2012年6月25日月曜日

【図書館だより】夏休みの読書のために〜読書案内


図書委員会

<震災関連>
大震災をどのように捉え何をなすべきか
  • 内橋克人編『大震災のなかで:私たちは何をすべきか』岩波新書 2011年6月
  • 内橋克人『日本の原発、どこで間違えたのか』朝日新聞 2011年4月

放射線の理解と具体的な対処法
  • 中川恵一『放射線のひみつ―正しく理解し、この時代を生き延びるための30の解説』朝日出版社 2011年6月
  • 高田純『放射線から子どもの命を守る』(幻冬舎ルネッサンス新書)2011年7月

反原発の闘士である人のエネルギー論と予言的な書。
  • 広瀬隆『二酸化炭素温暖化説の崩壊』(集英社新書)2010年7月
  • 広瀬隆『原子炉時限爆弾―大地震におびえる日本列島』ダイヤモンド社 2010年8月

<アジア・太平洋戦争を理解する>(挙げればきりがないが)
  • 大岡昇平『俘虜記』、『野火』
  • 遠藤周作『海と毒薬』
  • 大江健三郎『ヒロシマノート』
  • 井伏鱒二『黒い雨』
  • 児島譲『東京裁判』上、下、中公文庫
  • 吉田裕『アジア太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史6)岩波新書

<スポーツ・ドキュメンタリー>
ボクシングに賭けた青春群像
  • 後藤正治『遠いリング』岩波現代文庫
スポーツの世界で有名ではないが、魅力ある男たち
  • 後藤正治『咬ませ犬』岩波書店(同時代ライブラリー)
松井秀喜、伊達公子、岡野功、古賀稔彦など孤高のスポーツ・パーソンを描く
  • 後藤正治『孤高の戦い人』岩波現代文庫
最強のクライマー山野井泰史の挑戦と壮絶な戦い 
  • 沢木耕太郎『凍』新潮文庫

<自然科学関係>
スリリングな最新の宇宙論(インフレーション理論、マルチバースなど)
  • 佐藤勝彦『宇宙論入門』岩波新書
地球と生命の進化の関係にかんする大胆な仮説
  • 丸山茂徳、磯崎行雄『地球と生命の歴史』岩波新書
生命の複雑さ・精妙さ、細胞で何が行われているか
  • 永田和宏『タンパク質の一生――生命活動の舞台裏』岩波新書

<文明論・人生論>
哲学者はオオカミから何を学ぶか
  • マーク・ローランズ『哲学者とオオカミ――愛・死・幸福についてのレッスン』白水社
若者層の増大という視点から世界史を解釈する論争の書
  • グナル・ハインゾーン『自爆する若者たち――人口学が警告する驚愕の未来』新潮選書